OJTで教育したつもりになっていない?新人も指導者も成長するには!!

新人
今日からお世話になります。
よろしくお願いします!
先輩
今日からあなたの「OJT」を担当します。
こちらこそよろしく!
新人
あの…「OJT」ってなんでしょうか…?

高校、専門学校、大学を卒業して、社会人をスタートさせる方!

初めての職場、初めての仕事内容。

どんな人たちと仕事をするんだろう。

期待と不安で心臓はバクバクですよね~。

私にもそんな時期がありました。

私は転職も経験しているのですが、

社会経験を積んでいても、初めての職場、初めての仕事内容は、

すごーく緊張します!

さらに、前職のスキルを活かした転職だったので、

「これくらい、できるでしょ。」

と思われていたから、新卒とは別の緊張感でした…。

「今日からOJTを始めます。指導者は○○さんです。」

と、言われて、

「OJT?」

と、なった経験ありませんか?

「OJT」による「新人への教育」は多くの職場で用いられています。

社会人ならば、「OJT」という言葉を聞いたことある方は多いと思いますが、

新卒の方には、わからない言葉なのではないでしょうか。

私もわかりませんでした。

「OJT期間に入ります。OJTを終えたら、実務についてもらいます。」

と言われ、困惑した経験があります。

もちろん、新人さんは不安がいっぱいです。

でも、新人教育をするようにと言われた先輩社員の方も期待と不安でいっぱいなんです。

「どんな子が入ってくるんだろう。」

「ちゃんと教えられるかな?」

「質問させた内容に答えられるかな…。」

自分の仕事を抱えたまま、新人の指導もしなければならないというプレッシャーもあります。

私はOJTを受けた経験も、指導した経験もあります。

どちらの立場もたいへんです…。

だからこそ、ここがお互いに成長するチャンスなんです!

当然、指導者の能力が試されますよ。

そして、OJTを受ける新人さんの態度も先輩や上司はちゃんと見てますよ。

新人さんに「この先輩みたいになりたくないな。」と思われてもいいんですか?

先輩に「この新人に教えるの嫌だな。」と思われてもいいんですか?

何も知らないまま、OJTを始めると「OJTという名の放置」へ繋がりますよ。

「OJT」という言葉を使っている人達の中で、

「OJT」をキチンと理解している人はどのくらいいるんでしょうね…。

みんなが「OJT」という言葉を使うから、使っているだけという方もいるんじゃないですか?

「OJT」は仕事の内容を教えることだけではないですよ!

新人さんも「OJT」についての理解を深め、

指導者も「教育」することへの関心を高め、

有意義な「OJT」で、お互いに良い関係を築き、成長していきませんか!!

こんな方に読んでほしい
  • 「OJT」についてわからない方
  • 「OJT」を受ける方
  • 「OJT」で指導する方
こんなことがわかります
  • 「OJT」をする意味
  • 「OJT」の現状
  • 「OJT」を受ける側、指導する側の心構え

仕事に行きたくない新入社員さんへ 試してほしい3つの方法!!

2019年9月21日

OJTとは

OJTとOff-JTの違い

OJT(On-the-Job Training、オン・ザ・ジョブ・トレーニング)または現任訓練(げんにんくんれん)とは、職場で実務をさせることで行う従業員の職業教育のこと。企業内で行われるトレーニング手法、企業内教育手法の一種である。

引用:Wikipedia

「OJT」とは、実際の業務を指導を受けながら、やってみる教育手法のことです。

よく、比較させる言葉に「Off-JT」があります。

「Off the Job Training」の略称で、

新入社員の合宿や集合研修など、業務から離れて行う教育手法のことです。

新卒で入社した方は、まずは、全体での研修である、「Off-JT」から始まり、

次に、所属された場所で、「OJT」が始まる流れを

経験される方が多いのではないでしょうか。

即戦力を求められる、転職組などは、「OJT」から始まるケースもあるでしょう。

私も転職した際には、まず、「OJT」から始まりました。

「Off-JT」は、中途採用者がある程度集まった段階や新卒の方と一緒のタイミングで、

受けさせられました。

OJTの流れ

勘違いされている方もいるかもしれませんが、

「OJT」は現場での仕事を教えることだけではありませんよ!

OJTの起源は、第一次世界大戦時のアメリカの造船所で、10倍の作業員の補充が必要になり、

大量の新人を効果的に育成するため、

新人育成プロジェクトの責任者が現場での実地研修を提唱しました。

研修方法を発展・改良して開発された「4段階職業指導法」が、

OJTの始まりだと言われています。

4段階職業指導法
  1. Show…実際に仕事をやってみせて、仕事の全体像を把握させる。
  2. Tell…具体的に仕事の内容を説明し、仕事の意味や必要な理由を理解させる。
  3. Do…ShowとTellを踏まえた上で、実際に仕事をさせてみる。
  4. Check…Doの結果を見て、できた部分の評価とできなかった部分の追加指導を行う。

この「4段階職業指導法」に基づいた指導ができていますか?

読めば、なるほどと思われる方も、

実際にそのように指導できているかと聞かれると、

不安になってしまうのではないでしょうか。

「OJT」では、「Check」が最も大切です。

できた部分はしっかりと褒め、

できなかった部分はどうすればできるようになるかを一緒に考えることで、

新人さんの知識や技術の習得だけでなく、

仕事へのモチベーションが上がっていくと言われています。

仕事のやり方を伝えるだけでなく、新人さんがどこまで出来ているかを把握し、

できない所も、できるようになるまでアドバイスしてあげられたら、

新人さんも早く自立するでしょうし、先輩も尊敬されますね!

OJT教育の現状

「OJT」における問題として、少なからず、「放置」があるようです。

新人さんを指導をするということは、本当に大変なことです。

でも、「放置」されてしまった新人さんは、もっと辛いですよ!

「わからない」という「恐怖」をずっと感じたまま仕事していくのですから。

新人さんが自立する前に離職し、また新しい新人さんが来て、

「OJT」をしなければならない…。

悪循環になりますよ…。

でも、しっかりと「OJT」が機能している職場もあるようです!

こんな職場なら、仕事も楽しいでしょうね♪

「4段階職業指導法」「Check」が活かされています。

「励ます」気持ちは、新人さんの力になります!

「いつでも質問しに来ていいよ」と受け入れてくれることも、

本当にありがたいことです。

きっと、このように教育された新人さんは、自立するのも早いのでしょう!

引用:リクルートワークス研究所

リクルートワークス研究所の「人材流動性と On the Job Training に関する探索的研究」では、

「OJT」が機能していない企業群では、

独り立ちするまでに必要な期間が、

機能している企業群よりも、

約 0.4 年(約 4.8 カ月)長くなるという結果でした。

「OJT」で教育することは大変ですが、

その分、独り立ちするまでに必要な期間を短くできるということですね!

OJTで教育される側の心構え

新人さんは、右も左もわからない状態です。

覚えなければいけないこともたくさんあって、

いっぱいいっぱいの毎日ですよね。

でも、先輩たちは、通常の業務をこなしながら、

あなた方に指導してくれていることを忘れてはいけません

引用:キャリアニュース「上司に好かれる新入社員の条件」

キャリアニュース「上司に好かれる新入社員の条件」

を参考になさってください。

社会人として、OJT教育を受ける側の心構えとして、

「あいさつ」は最低限しましょう!

個人的には、「やる気・素直・謙虚」

を大切にして欲しいと思います。

私も何人かの新人教育をしてきましたが、

「やる気・素直・謙虚」がある新人さんは、伸びます。

そして、そんな子は「かわいい!」と思ってもらえます!

男性も女性も上司に可愛がられた方がお得ですよ!

新人
学生の時のように受け身では、ダメですね。
いい人間関係を作るためにも
社会人として大切なことを意識してきます!

OJTで教育する側の心構え

 

 

OJTの指導者はたいへんです!

指導するためには、いつも何気なく行っている業務を再確認し、

言語化しなければなりません。

それは、理解度の向上になりますよ!

自分が理解していないことは教えられませんから。

さらに、新人さんが独り立ちするために、

一緒に考えてあげなければ、なりません。

これは、指導者の成長にもつながるチャンスです!

ただ、指導者の負担は増え、

指導者による新人の育成力の偏りが出てしまうことは、

避けられません…。

なので、OJT教育におけるマニュアルがあると、教わる側も教える側も精神的に安心です。

そして、指導者のフォロー体制を整えることも大切です。

私の職場では、指導者の通常業務を軽減してもらえました。

それだけ、教育に力を入れていたのかもしれません。

ありがたかったです。

でも、そうも言っていられない職場もあると思います…。

指導者たちの意見交換の場など、

指導者が相談できる場所をつくっている職場もあるようです。

なんらかの方法で指導者のフォローもしてもらいたいですねー。

アルー株式会社のOJT制度構築・運用のスペシャリストである中村俊介さんは、

「OJT」で教育する側には、3つの心構えが必要だと言っています。

OJT指導者の3つの心構え
  1. I’m OK,You’re OK,~不完全さを受け入れる心構え~
  2. For You,~相手と向き合う心構え~
  3. Ownership~責任感を持ち、相手にも持たせる心構え~

指導者である自分も教育する相手も一人の人間です。

長所も短所もあります。

教育する相手とよい関係を築くためには、短所も受け入れることだと言います。

教育する相手の成長のためにとことん付き合い、やればできると信じてあげること。

そして、指導者は育成の責任感を持ち、

新人さんが成長していけるように導くことが大切だそうです。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず。

引用:山本五十六の名言

山本五十六は、新潟県長岡市生まれの海軍軍人で、太平洋戦争時には連合艦隊司令長官を務めました。

人を動かすコツについて、上記のように語っています。

まさに、「OJT」での教育ですね!

業務を教えるだけでも大変ですが、新人さんを育てることも担っているとは、

重責ですよね…。

でも、ここで投げ出さなかった人が、成長できる人です!

この試練を乗り越えて、教育する側も成長しましょう!!

自立させるために

「OJT」と「子育て」には、通じるものがあると感じています。

私は子育て中です。

何もわからない人を育て、教育する苦悩は、痛いほどわかります。

「甘えない人が自立するのではなく、甘えたい時に甘えた人が自立する」

引用:明橋大二~大好き!を伝える子育て宣言~

精神科医で、「子育てハッピーアドバイス」シリーズの著者でもある明橋大二先生がおっしゃっていました。

「甘えさせる」「甘やかす」違うんです。

「甘えは決して悪くないんだ」ということです。

「OJT」でも、新人さんは、わからなければ、指導者に聞いてください。

最初はできなくて当然です。

指導者も質問しやすい雰囲気を作ってあげてください。

「いつでも質問できる!」

「自分を受け入れてくれている!」

という安心感自立に繋がるのではないでしょうか?

先輩
自分には、OJT指導者の3つの心構えは、少し難しいかも…。
まずは、質問しやすい雰囲気を作れるように心がけてみよう!

まとめ

OJTとOff-JTの違い
  • 「OJT」…現場で、指導を受けながら、実際の業務をやってみる教育手法
                (On the Job Training)
  • 「Off-JT」…新入社員の合宿や集合研修など、業務から離れて行う教育手法
                (Off the Job Training)
4段階職業指導法
  1. Show…実際に仕事をやってみせて、仕事の全体像を把握させる。
  2. Tell…具体的に仕事の内容を説明し、仕事の意味や必要な理由を理解させる。
  3. Do…ShowとTellを踏まえた上で、実際に仕事をさせてみる。
  4. Check…Doの結果を見て、できた部分の評価とできなかった部分の追加指導を行う。

※この4段階職業指導法がOJTの始まり。この方法に基づいて指導する。
「Check」が最も大切!!

OJT教育の現状
  • 「OJT」という名の「放置」がある。
  • 「OJT」が機能している職場では、いい人間関係が見られる。
  • リクルートワークス研究所の研究において、「OJT」が機能していない企業群では、
    独り立ちまで、約 0.4 年(約 4.8 カ月)長くなる。
    「OJT」が機能している企業群の方が、独り立ちまでの期間を短くすることができる。
OJTで教育される側の心構え
  • 指導者は通常の業務も抱えていることを忘れずに。
  • 「やる気・素直・謙虚」を大切に。
OJTで教育する側の心構え
  1. I’m OK,You’re OK,~不完全さを受け入れる心構え~
  2. For You,~相手と向き合う心構え~
  3. Ownership~責任感を持ち、相手にも持たせる心構え~

※OJT制度構築・運用スペシャリストの中村俊介さんが語る3つの心構え↑

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず。」

※山本五十六の名言↑

  • 業務を教えるだけでも大変。新人さんを育てることも担っているとは、重責…。
    でも、ここで投げ出さなかった人が、成長できる人!

  • 「甘えない人が自立するのではなく、甘えたい時に甘えた人が自立する」
    →自分を受け入れてくれているという安心感を与えてあげる。

「OJT」は、仕事の内容を教えるだけではありません!

「教育」することで、新人さんの自立を促すものです。

そのためには、お互いの信頼関係を築くことが大切です。

教育を受ける新人さんも自立するために努力しなければなりません。

教育をする指導者も「OJTという名の放置」へ逃げてしまっては、

成長しませんよ!

「教育」することは簡単ではありません。

だからこそ、その努力が成長へ繋がります!

新人さんも指導者も一緒に成長し、よりよい人間関係を築き、

楽しい職場にしていきましょう!!



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